古民具の大きな片口です。酒器などとして使われた民具です。 口の部分を加えた大きさは28.5㎝あり、片口としてはかなり大型です。 岩手県内で使われた品ですので、昔から漆塗の片口が作られている浄法寺塗のように思われます。 天然木のしっかりとした木地です。高台が高く全体が魅力的な形です。 全体を黒漆で塗りその上を朱漆で重ね塗りしています。内側と外側ともに深い朱漆です。 縁の部分は色が薄くなっていますが金色に塗っています。 漆の照りがあります。写真に白く写っている部分は光が漆に反射しているものです。 見込みと口の内側に漆の剥がれと押しキズがあります。（写真４〜6） 外側は使用による小キズはありますが漆の剥がれはなく比較的綺麗です。 水もれはありません。 高台の裏に「中」の文字があります。 お菓子や小物などを入れてお使いいただけると思います。 花入にも使えると思います。 お部屋に置いて飾っても映えます。 古民具にご理解のある方にご検討をお願いいたします。細かい点をお気にされる方はご遠慮ください。 【サイズ】 口を加えた全体の長さ約28.5㎜ 口を除いた鉢の口径：約20.4㎝ 高さ：約13.4㎝