※こちらはオーダーメイド品となります。▨ ─── 指物大工のきのかたち ─── ▧指物（さしもの）という言葉をご存じでしょうか。おそらく今の人にはほとんど馴染みのない、聞いたことのない単語かと思います。そんな「指物大工」をやって60数年、それがうちの工房です。指物大工とは、平たく言うと「家具職人」。知っている方からすれば「ちょっとそれは約しすぎじゃない？」と思われるかもしれませんが、まあいいのです。当の三代目が全く気にしておりませんから。普通の家具職人と違う所は「金具を使わないこと」。※指物（さしもの、 英語: woodworking joints）とは、釘などの接合道具を使わずに、木と木を組み合わせて作られた家具・建具・調度品などの総称であり、また、その技法をも指す。（Wikipedia／指物）古くは室町時代からあった職だということで江戸や京都などの派はありますが、うちは出雲の国出身ですので何派かは不明です。ただ父で三代目、以前は武士であったくらいのことしか分かっておりません。父は13で指物師の免許を取得したので、天性のものと言えるでしょう。現在三代目は勇退し、工房で毎日謎物体の制作に余念がありません。四代目は三代目が集めた銘木で家具を制作し続けております。とはいえ、四代目が作るものはとてもシンプル。だがしかしギミックが凝っているので、ニヤリとする方もいるのでは。▨ ───── 作品の説明 ────── ▧こちらは現在メインで仕事をこなす4代目が、可愛い甥のために特注で作った長机です。シンプルなスッキリとしたデザインですが、荷重をかけても全く動じないという、さすが職人芸！といったテイストの長机。基本的には一人用の作業机で、なんと「分解できます」。とはいっても某北欧家具のように直接ネジではないので、何度も組立て直しが可能。また脚の形が平べったいため、畳など下を傷つけにくい構造。さりげなくPCラック付きですが、こちらは合板。気配りがきめ細やかなのが流石、四代目だ！▶サイズの変更はある程度は可能です。ただし大きくサイズ違いとなりますと構造上の問題も生じますので、その場合はご相談くださいませ。大きく変わらない場合の追加料金などは一切かかりませんので、お気軽に。▶デザインの変更もある程度は可能。脚に入っている黒線は神代欅ですが、他の色でもOK。ウレタン塗装ですが、ほかの仕上げでも可能（オイル、鏡面仕上げなど）ですので、色々お気軽に。▶種類についても相談は可能です。楢なら、板屋楓いたやかえで、栗くり、椈ぶな、White Ashホワイトアッシュなどなど。ただし種類によって値段も変化しますので一度ご相談ください。▶オーダー後に制作を始めます。指物の家具は、木の特徴を掴みながら捻じれやくるいが発生しないようにゆっくりと作るため、制作期間が非常に長くなります。（～数ヶ月）これは永続的に修理補修しながら使って頂くことを踏まえての、昔からの技法なのです。▶何か疑問点や質問ありましたら、どうぞ遠慮なく仰って下さいね。同じデザインでの制作も可。HPに色々なデザインを載せていますので、参考にして下さい。　▮長机サイズ（全ておよそ）　　　長さ180㎝、幅50㎝、高さ73㎝、天板厚さ3㎝、脚の幅全長55㎝　▮PCラックサイズ（全ておよそ）　　　長さ50㎝、幅25㎝、高さ6㎝（取っ手含む10.5㎝）●梻（たも）モクセイ科トネリコ属・タモノキ（田茂木：水田近くに植えられてきたことから）が語源とされる。霊（タマ）の転訛という説も。・木材業界では一般的に「タモ（総称）」で流通しており、アオダモ、ヤチダモ、シオジなど個々の判別は難しい。また地方によっては違う科の木にタモ名が使われており、非常に混乱する木種でもある。・現在流通するものは、外国産のものが殆ど。▨ ───── 使用上の注意 ───── ▧▪急な加熱や、衝撃、切込みなどで本体の木材が破損します。▪家具の取り扱いについては以下（工房のHPです）を一読頂いたのち、購入いただけますようお願い申し上げます。https://samuel1979.shopinfo.jp/pages/4869457/use▨ ─────── 備考 ─────── ▧▪写真の色合いは実物と比べ、可能な限り再現しているつもりですが、光の種類（太陽光、室内灯など）で変化いたします。こちらは、やや赤みが強くなっております。▧ カテゴリ：家具／机、desk▧ 検索タグ：木、端材、木材、木工、クラフト、広葉樹、指物、釘無、釘なし、継ぎ、woodwork、craftwork、wooden、sashimono▧ オーダーメイド